エピテーゼを初めて知ったとき、医療(義指)との違いに驚いた理由|千尋の記録⑤

千尋です。
今回は、私が「エピテーゼ(エピテ®)」という存在を初めて知ったときに感じた、医療(義指)との違いについてお話しします。
看護師として長く現場にいても、「ここまで自然に見える方法があるなんて」と驚いた記憶は、今でも鮮明に残っています。

*補足:エピテーゼ(Epithèse)とは、事故や病気、生まれつきなどで外見に変化が生じた際、体の表面に装着して見た目を補う人工物のことです。義手や義眼、ウィッグなども含まれます。
一般社団法人日本エピテーゼ協会では、医療や美容の枠をこえて、“見た目”と“心”の回復を支える新たな外見ケア「エピテ®」を広め、講座や認定制度を通じて学びと支援の場を提供しています。

「義指」としてのアプローチしか知らなかった

義肢装具士が製作する義指または、形成外科での再建手術──
それが“指を補う方法のすべて”だと思っていました。
しかし、医療の現場で実際に見てきたのは、「機能」や「構造」を回復させるための手段が中心で、
“見た目”まで自然に整える方法があるとは、想像していなかったのです。

生活の中で求められる「自然な見た目」とのギャップ

医療の目的は“機能の回復”が中心です。
でも、患者さんやご家族の声を聞いていると、「見た目」についての不安や悩みが後から浮き彫りになってくる。

たとえば、義指を装着しても、「遠くから見ると違和感がある」「近くで見たときに視線を感じる」といった声。
日常生活の中で、自分の手を見せることに躊躇がある──そんな小さな痛みが積み重なっていくのです。

エピテーゼ(エピテ)を知って驚いた、圧倒的な自然さ

エピテーゼと初めて出会ったとき、私はその見た目の“リアルさ”に圧倒されました。

指のしわ、皮膚の質感、爪の自然な色味まで、まるで本物のよう。
ここまでの再現性があるものが、医療以外の領域で提供されていることに大きな衝撃を受けました。

手術とは別の、もうひとつの「安心」を届けられる存在

医療の限界を感じたとき──たとえば、再建が難しいケースや、成長過程の子どもへの対応など、選択肢が限られる場面があります。

そんなときに「見た目の安心感」を届けられる方法がある。
それが、私にとってのエピテーゼ(エピテ)でした。

見た目を補うだけでなく、「その人が前向きに日常を過ごせる力になる」こと。
それが、エピテーゼの大きな意味なのだと思います。

「見た目の悩み」にも答えがあると知ってほしい

見た目の悩みは、命に関わるものではありません。
でも、心にずっと残り続けるものです。

手術や治療が終わったあと、もう一歩先の「安心」や「納得感」にたどり着くために。
エピテーゼという方法があることを、多くの方に知ってもらえたらと思います。

医療か美容か、ではなく。
そのどちらにも当てはまらない、新しい選択肢として──。
私はこれからも、この存在の意義を伝えていきたいです。

お知らせ

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【こんな方におすすめ】

✅ 自分の経験を活かしたい

✅ 子育てや介護がひと段落し、新しい働き方を探している

✅ 人の見た目・心に寄り添う仕事に興味がある

千尋(ちひろ)

看護の現場では、外科的な治療で体の状態は整っても、それだけでは癒えない「心の痛み」や、見た目の喪失感に向き合う場面が多くありました。医療の枠を超えた支えが必要だと感じていた頃、エピテーゼ(エピテ®)という新しい選択肢に出会いました。「もっと広がるべき支援だ」と感じたことをきっかけに、伝える活動を始めました。
35歳・看護婦(パート勤務)・独身

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