エピテーゼを活用した起業は、多くの人の笑顔を生み出す素晴らしいビジネスです。
しかし、どんなに売上があっても、資金管理ができていないと「黒字倒産」という怖い現象が起こる可能性があります。
「黒字倒産って何?」という方もいらっしゃるかもしれません。今回は、黒字倒産を防ぐための資金繰り表の見方や、どれだけ資金を確保しておけば良いのかを分かりやすく解説します。
もくじ
黒字倒産って何?
黒字倒産とは、会社の売上があって、利益も出ているのに、手元のお金(現金)が足りなくなって会社が潰れてしまうことです。
例えば、こんなケースを考えてみましょう:
- あなたの会社は、1か月に100万円の商品を売りました。
- でも、お客様が支払うのは1か月後です。(売掛金)
- 一方で、商品の材料費や広告費として50万円を今すぐ支払わなければなりません。
ここで問題発生!
売上が100万円あるはずなのに、1か月後にしかお金が入らないため、材料費を支払う現金が不足してしまいます。
資金繰り表とは?
この問題を防ぐために使うのが資金繰り表です。
資金繰り表は、「お金がいつ入ってきて、いつ出ていくのか」を管理するための表です。
これを見ると、どのタイミングでお金が足りなくなるかを事前に知ることができます。
資金繰り表の基本構造
資金繰り表は大きく分けて以下の3つの項目で構成されています:
現金収入(お金が入ってくるタイミング)
例:売上代金、補助金、借入金など
現金支出(お金が出ていくタイミング)
例:材料費、広告費、家賃、光熱費など
手元の現金(現在持っているお金の残高)
入金から出金を引いた結果、残るお金
資金繰り表の例
以下は、エピテーゼ専門サロンの1か月分の資金繰り表の例です:
日付 | 現金収入 (円) | 現金支出 (円) | 手元の現金残高 (円) |
---|---|---|---|
2月1日 | 0 | 50,000(材料費) | 150,000 |
2月10日 | 200,000(売上代金) | 0 | 300,000 |
2月15日 | 0 | 30,000(広告費) | 270,000 |
2月25日 | 50,000(売掛金入金) | 20,000(光熱費) | 300,000 |
資金繰り表の見方とポイント
1. 手元の現金がマイナスにならないようにする
資金繰り表を使うことで、「どのタイミングでお金が足りなくなるのか」を事前に把握できます。
例えば、上記の例では1月10日に売上代金が入るまでに、50,000円の材料費を支払う必要があるため、最低でもこの金額は手元に確保しておく必要があります。
2. 余裕資金を確保する
起業直後は、計画通りにお金が入ってこないことも多いため、最低でも3か月分の運転資金を確保しておくと安心です。
運転資金とは、材料費や広告費、家賃などを支払うために必要なお金のことです。
3. 売掛金に注意する
売上が発生しても、実際にお金が入るのが遅れることがあります。この「売掛金」に頼りすぎると、黒字倒産のリスクが高まります。
売掛金が多い場合は、入金サイクルを短くするよう、お客様と相談してみましょう。
どれくらいの資金を確保すればいいの?
具体的な金額は、事業の規模によりますが、以下を目安にしてください:
3か月分の運転資金
材料費、家賃、光熱費、広告費を合計し、その3か月分を準備。
例:月50万円の運転資金が必要なら、50万円 × 3か月 = 150万円
予備費として10〜20%をプラス
予期せぬ出費に備えるため、運転資金にプラスして確保。
まとめ:黒字倒産を防ぐ資金管理術
エピテーゼ事業を成功させるには、売上や利益だけでなく、「現金の流れ」をしっかり管理することが大切です。
資金繰り表を活用し、必要な資金を確保することで、安心して事業を続けることができます。黒字倒産に陥らないために、ぜひ資金繰り表を活用してみてください!
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