乳がん検診のときによく使われる「石灰化」。
お医者様から「石灰化があるよ」と言われたら、どうすればいいのか不安や疑問に思う方も多いでしょう。
この記事では乳がん検診での「石灰化」について、わかりやすく解説していきます。
乳がん検診の石灰化とは
乳がんの検診で「石灰化しているところが見つかりました」と言われたら、不安になってしまう人が多いですよね。
しかし石灰化そのものはガンではないので、安心してください。
では、石灰化について詳しくみていきましょう。
石灰化とは
石灰化とは、乳がん検診のマンモグラフィー検査でよく指摘される個所です。
石灰化とは、カルシウム成分が沈着した状態のことで、乳腺組織は、乳汁といわれる分泌物をつくる組織です。
その分泌物の中に含まれるカルシウム成分が、マンモグラフィーの画像に映るために見えるのが石灰化です。
通常は心配の要らない石灰化ですが、稀に乳がんと関連する石灰化も存在するため、注意が必要です。
石灰化としこりの関係
乳がん検診では、石灰化のほかに「しこり」も見つかることがあります。
石灰化としこりは違うもので、さらに小さい粒としてマンモグラフィー画像に映ります。
良性・悪性の判断基準
石灰化の9割が乳腺症や乳腺炎が原因でできる「良性の石灰化」と診断されることが多いです。
しかし、石灰化した部分が良性か悪性かについての判断は、粒の形や広がっている範囲を総合的に判断して分類されます。
発見するにはマンモグラフィー
触診やエコー(超音波)検査では、石灰化や小さなしこりを見つけることができません。
石灰化を発見するためには、マンモグラフィーが必要となります。
マンモグラフィーは通常のレントゲンと違い、乳房専用の機械です。
小さな石灰化も発見でき、乳がんの早期発見につなげることができます。
まとめ
乳がん検診の「石灰化」は良性?悪性?診断について
➡石灰化は多くが良性です。
➡マンモグラフィー検査は石灰化やがん細胞の早期発見につながります。
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