エピテーゼの学校「エピテスクール」です。
エピテーゼ製作では、石膏ワークがかかせません。
この石膏は、今ではアロマストーンの人気もあり100円ショップで気軽に購入できますが、取り扱い方を間違えると、身体への影響や排水口のつまり、そして大きな事故につながってしまいます。
今回は正しい知識をもたなかっために起きた、石膏での指切断事故についてと、プロが教える石膏の取り扱い方をお伝えします。
16歳の女子生徒が両手8本の指切断
とある日、手の型をとる授業がありました。しかし、この教師はやり方を間違えていました。
なんと、温度が最高60度になる焼き石こうの入ったバケツに手を入れ、手の型を取ろうとしたのです。実際その中に手を入れた16歳の少女の手はバケツの中で固まってしまいました。
手を抜こうとしても自力では抜けないため、救急隊員を呼び外そうとします。
しかし、結果は両手に重いやけどを負い、12回にわたる手術を受け、片方の手の指すべてと、もう一方の手の指3本を失ってしまいました。
ロイターより記事を一部抜粋して紹介
正しい知識がなかったために起きた事故
なぜこのような事故が起きてしまったのか?
それは『正しい知識をもたなかった』からではないでしょうか。石膏は水と反応して発熱します。
やけどする温度
ひとがやけどする温度は45度以上といわれています。
ちなみに消費者庁のホームページによれば、湯たんぽの場合として、低温やけどが起こる条件は、60℃で5秒程度、50℃で3分程度、44℃で6~10時間だそうです。
石膏の発熱は約45度といわれますが、量が多い場合はそれ以上になるので、やけどします!
バケツの中に入っている石膏に手を入れるなんて、言語道断です。
ちなみに、なぜ石膏が発熱するのかお伝えしましょう。
石膏が発熱する理由
石膏が発熱する理由は、石膏が水と反応するからです。石膏に水を加えると、水と石膏の中で化学反応が起こります。この化学反応が進むと、石膏が徐々に硬くなっていくのですが、その過程で熱が出ます。
正しい知識を学ぼう
石膏は、医薬・医療、美術工芸、農業、建築・土木まで幅広い分野で使われており、身近にあるものです。
しかし正しい知識を持たずに作業してしまうと、大きな事故へと繋がります。
エピテーゼの学校「エピテスクール」では、サロン直営の技術はもちろん、なぜそうなるのか正しい知識を学ぶことができます。
レッスンは理解しやすいよう、毎回動画を見ながら、学ぶことができます。エピテーゼについて学びたいと思ったら、ぜひエピテスクールで一緒に学びましょう。